「銀婚式」「金婚式」……、すてきに年を重ねた老夫婦って、憧れますよね～。「自分たちもそんな夫婦になれたらいいな」なんて、結婚への夢はふくらみます。
ところで、「銀婚式」や「金婚式」はよく聞きますが、それ以外の数え方ってご存じですか？ 結婚記念日には、1～15年目までは毎年、それ以降は5年単位で名前がついているのは、意外と知られていないようです。
■結婚記念日の数え方と、その意味は？
1周年：紙婚式
【意味】白紙の状態から将来の展望を書く
2周年：綿婚式
【意味】質素倹約、贅沢を戒める
3周年：革婚式
【意味】倦怠期だが、革のように粘り強く
4周年：花婚式
【意味】花が咲き実がなるように、夫婦の間にも子供ができるように
5周年：木婚式
【意味】5年が経ち、夫婦が1本の木のように一体となった
6周年：鉄婚式
【意味】鉄のように強く、苦難に負けない人生を
7周年：銅婚式
【意味】家族や財産がどっしり安定してくる時期
8周年：ゴム婚式
【意味】しなやかに弾力性があり、ちぎれない夫婦の絆
9周年：陶器婚式
【意味】陶器のように大事にしてきたので、ヒビが入らなかった
10周年：錫婚式
【意味】錫（すず）のように美しく柔らかい
11周年：鋼鉄婚式
【意味】鋼のように強く硬く結ばれて
12周年：絹婚式
【意味】絹のようにしなやかで肌触りの良い2人の愛情
13周年：レース婚式
【意味】レースのようにさらに深く幾重にも織りなす愛
14周年：象牙婚式
【意味】象牙のように年を経るごとに高まる価値
15周年：水晶婚式
【意味】水晶のようにクリアで曇りのない夫婦の信頼関係
20周年：磁器婚式
【意味】磁器のように年代とともに値打ちが増す夫婦の絆
25周年：銀婚式
【意味】結婚生活の節目。いぶし銀のような美しさ。
30周年：真珠婚式
【意味】富と健康を意味する海の宝石。今後ますますの繁栄の意味を込めて
35周年：珊瑚婚式
【意味】長い年月を経て成長していく珊瑚のように
40周年：ルビー婚式
【意味】深赤色のような、深い信頼と誠意
45周年：サファイア婚式
【意味】誠実で徳が高い2人の象徴
50周年：金婚式
【意味】金色の輝きを放つ豊かな結婚生活記念日
55周年：エメラルド婚式
【意味】エメラルドのように深く静かで尊い夫婦生活
60周年：ダイヤモンド婚式
【意味】長寿と一族の繁栄。ダイヤモンドのように輝かしい最高の結婚記念日
70周年：プラチナ婚式
【意味】白金に輝く、奇跡のような結婚記念日
■それぞれの数え方に合わせて、記念日をお祝いしよう！
数え方だけではなく、そのひとつひとつに意味があったとは、ちょっと驚きですよね！ せっかくなので、その意味に合わせたお祝いをしてはいかがでしょう？
たとえば、プレゼント。
「紙婚式」なら手紙やアルバムなどの紙製品、「革婚式」なら財布やバッグなどの革製品、「絹婚式」ならシルクのスカーフや、ネクタイなどを贈りあうのもすてき！
そして、食事。
「銅婚式」には銅製タンブラー、「陶器婚式」には陶器のカップやお皿、「レース婚式」にはレースのテーブルクロスを使えば、結婚記念日の意味を確かめあうことができそうです。
さらに、アクセサリー。
「銀婚式」「真珠婚式」「珊瑚婚式」「ルビー婚式」「サファイア婚式」「金婚式」「エメラルド婚式」「ダイヤモンド婚式」「プラチナ婚式」……。
節目となる結婚記念日に、特別なアクセサリーを贈ることで、ふたりの愛を確かめあう。いつか、そんな夫婦になれたらよいですね。
結婚して、子どもができて、慣れない家事や育児で忙しい毎日。結婚記念日をつい忘れてしまう、旦那さま（奥さま？）もいるかもしれません。
そんな方にうれしいサービス、「結婚記念日ディナー」をプレゼントしてくれる結婚式場もあるようですよ。結婚式をあげた式場で結婚記念日を祝えば、思い出がよみがえってきそうですね。歳を重ねても、毎年の記念日を楽しくお祝いできるふたりでいたいものです！
