群馬県の特徴といえば、「かかあ天下と空っ風」!
これは、全国的に知られた群馬名物です。
群馬にお住いのみなさん、「かかあ天下」に思い当たる節はありますか……?
■「かかあ天下」=「女性が強い」ではないんです
群馬県はもともと気候が厳しくて農業に向かず、養蚕や製糸業といった、女性が活躍する働き口が多く存在しました。
そのため、「女性がよく働く」という意味で、「かかあ天下」という言葉がうまれたそうです。
ただ単に「かかあ天下」=「女性が強い」という意味ではないんですよー!
しかし、現代版「かかあ天下」は進化しているようで、最近よく見聞きするのが「妻の実家や、実家近くに暮らす」夫婦や家族。
つまり、結婚後は夫の実家に嫁ぐのではなく、自分の実家に夫を連れてくるケースが増えているのだそう。
まさに、「ニューかかあ天下スタイル」です!
「夫は前橋市出身、妻は太田市出身。太田市内の妻の実家から車で5分の場所に、家を建てて住んでいる」
「夫は新潟県出身、妻は桐生市出身。桐生市内の妻の実家敷地内に家を建てて住んでいる」
などなど……、みなさんの周りにも、こんな「かかあ天下」は意外とたくさん存在するのではないでしょうか?
さらには、「夫は他県出身者で、さらに現在東京に単身赴任中。妻と子どもたちは妻の実家近くに家を建てて住んでおり、夕食やお風呂は全部実家で済ませている」なんて強者かかあ天下も……。
自分の単身赴任中、家族が実家にいてくれたほうが、旦那さんも安心なのかもしれませんね。
■妻の実家が近いほうが家庭円満!?
昔から女性がよく働き、子育てや家事もこなし、たいへん忙しい毎日のなか、女性側の両親が手助けすることが多かったことから、この「かかあ天下」が浸透したという説もあります。
現代でも、仕事をしながら家事・育児をこなす「ワーキングマザー」が増えているので、男性側の実家近くに住むよりも、自分の実家が近いほうが何かと頼りやすく、ずっと合理的なのかもしれません。
さらに、嫁姑問題などもないので奥さんのストレスはたまりにくく、旦那さんは妻側のお母さんに可愛がられ、一石二鳥どころか一石五鳥くらいありそうです!
ワーキングマザーは全国的に増えているので、この「ニューかかあ天下スタイル」は、群馬県内だけでなく、全国的に増えていく現象なのかも……?
これから群馬で結婚しようと思っているお二人も、ぜひ新しい「かかあ天下」スタイルを選択肢に入れてみては?