結婚の挨拶が済むと、次のステップとして計画すべき「両家の顔合わせ食事会」や「結納」の儀式。
最近では、結納をせずに顔合わせ食事会だけを行うカップルも増えてきています。とはいえ、まずはお互いの両親へ相談してどのように行うかを話し合うと良いでしょう。
「結納」の場合、昔からのしきたりでその方法や流れがある程度はっきりとしていますが、最近増えている「顔合わせの食事会」に関しては、はっきりと決まっていないのが正直なところ…。そうなると「実際に何を準備するの?」「どんなお店を選ぶべき?」と戸惑うプレ花嫁の方も多いと思います。
そんな方のために、今回は顔合わせについて心得ておきたいことをご紹介していきます。
■心得1 「顔合わせ食事会」の場所を考える
まず考えなくてはならないのが顔合わせを行う“場所”です。
お互いの実家の場所が近ければ、さほど気にしなくても良いかも知れませんが、少しでも距離があるのなら、おおよその中間地点のお店を選ぶなどしましょう。
最近はネット検索で様々なお店を予約できるので、料理の内容や雰囲気に目が行きがちですが、お互いの両親が当日足を運びやすい“場所”かどうかを、しっかり確認しておくことが大切です。
そして、顔合わせ食事会に参加する人数が入れる“個室”を用意することも忘れずに!
■心得2:食べ物の好き嫌いを聞いておく
せっかくお互いの親が集まる “顔合わせの食事会”なのに、食べられないものばかりが並んでいては、楽しくありませんよね。
まずはアレルギーがないかを確認し、苦手なものも聞いておきましょう。
お店によっては、苦手なものを別メニューにしてくれるところもあるので、予約の際に聞いてみるのがおすすめです。
また、「顔合わせの食事会に使いたい」と伝えておくことも大切です。
さらに、好きな食べ物や好きなお酒などを聞いてお店へ伝えておければパーフェクト。そこまで手配ができれば言うことなしで、より楽しい顔合わせになるでしょう。
■心得3: 費用面を考えておく
基本的には両家で折半が多いですが、稀にどちらかの両親が遠方から訪ねてくるなど、宿泊費や交通費に差が出ることもあると思います。
その時は、その費用も含めて折半すると良いでしょう。
また最近では、新郎新婦となる二人が主催して食事代などをもち、両家両親を招待して行うのも人気です。
金額面に関しては少々話しづらいかと思いますが、当日になってバタバタしたり、あとから後悔しないよう、事前にしっかり話し合っておきましょう。
■顔合わせ食事会のポイント
顔合わせ食事会で、全体的に抑えておきたいポイントは、“どちらかの家だけ”を減らすことです。
「顔合わせ食事会」は「結納」と違って“こうあるべき”という決まり事が少ないのが特徴です。
アットホームな顔合わせ食事会ができるという利点と共に、手土産を用意するのかしないのか、服装はどの程度かしこまったもので行くのかなど、不明な点が出やすいかと思います。
二人がしっかりと両方の家族とやり取りをして、両家の準備がなるべく近い形で顔合わせ当日を迎えられるように気配りしてあげることが大切です。
これから行うであろう結婚式の練習として、二人で力を合わせて準備を進めてみてくださいね。