文化も生活様式も日本とはまったく違う海外では、どんな挙式や披露宴が行われているのでしょうか。日本人が考えもしないような行事やサプライズもあるようです。
自分の式に少しだけ海外の要素を取り入れて、オリジナリティあふれる挙式にしてもいいかもしれません。
*今をときめく「おディーンさま」の妻はインドネシアの人
インドネシア人を妻に持つ日本人として有名なのはなんといっても、今をときめく俳優のディーン・フジオカ。双子の父でもある彼自身も、中国と日本のハーフ。挙式自体はインドネシアではなく、バリ島で行ったそうです。話がそれてしまいましたが、インドネシアの国民性を一言で表すと、「笑って許して♪」 代表的な言葉として「Tidak apa apa」というものがありますが、これは「大丈夫だよ」「どうってことないよ」という意味。
寛容で、人の温かさを感じるこの言葉、インドネシアの結婚式にもよく表れているようです。では、具体的にどんな結婚式なのか、見ていきましょう。日本との違いの大きさに驚くかも!?
*披露宴のひな壇は6席、両親も主役!
インドネシアは多民族国家なので、民族によってやり方や衣装、化粧なども違うようです。ただ、ほとんど共通していることはひな壇(あるいは高砂)に、なんと席が6席もあること。もちろんズラッと横並びにセッティングされています。3組の合同結婚式? と思いきや、そうではなく、花嫁と花婿プラス両方の両親も主役! 日本だったら、花嫁さんが「両親と並んで披露宴なんていや!」と反発しそうですよね?
*呼んでなくても誰でもウェルカム!
結婚式の規模もさまざまですが、とにかく日本に比べて招待客が多い! 2,000人くらい出席することもザラだそうです。というのも、招待状がなくても気軽に出席することができて、いつ来ていつ帰ってもいいから。日本では招待状なしで来るなんてありえないことですが、インドネシアでは当たり前。一応受付もあり記帳しますが、別にしなくても入れてしまう。記帳すると記念品を(引き出物というほどのものではない)もらえる、というだけ。
日本でいうご祝儀は、受付のお金を入れる箱の穴に落とします。相場は特に決まっていないようだし、入れなくてもいいそうです。いい意味でいい加減というか、「なんでも楽しもう!」という国民性が表れてますよね。
立食バイキング形式がスタンダードで、客は適当な時間に会場へ行き、新郎新婦と両方の両親と握手・ご挨拶して、バイキングの料理をつまんで帰るというスタイルだそうです。
*挙式後3日間は夫婦2人きりで引きこもり!?
日本だと式が終わったらすぐに新婚旅行へ出発する、とうのが一般的ですよね。しかし、インドネシアでは、挙式後3日間はひたすら夫婦二人きりで家でまったりする、というのがスタンダード。しかも、その間は誰にも会ってはいけないそうです。必要な買い物はすべて式前に買っておき、式後は一歩も外には出ません。まさに夫婦で引きこもりですね(笑)
これは、インドネシアの王族の結婚時の風習が一般の人にも浸透したもの。この3日間に世継ぎが生まれることがあるからという意味で、インドネシアでは昔からとても神聖な風習とされているのです。
新婚旅行にパーッと出かけて気分を変えていい思い出を作るのもいいですが、こうして誰にも会わず夫婦たった2人だけで過ごすのも貴重な時間ですね。
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