恋人だってけんかしますよね。でも、離れて時間を置けば、自然とクールダウンできることも。でも、夫婦はそうはいきません。夫婦げんかの後も、毎日同じ空間にいて、顔を突き合わせなければなりません。
夫婦げんかの末、「もう離婚よ!」なんて最悪な結果にならないためには、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
■ルールを作って、けんかをしても守る
夫婦げんかしない夫婦なんてほとんどいません。では、夫婦げんかに無理やりにでもルールを作ってみませんか。そうすると、けんかの最中でもハッと我に返って、仲直りしやすくなるかも。
そんな「夫婦げんか」のルールとは?
・相手の人格を責めない
なにか原因があってのけんか。それなのに人格まで否定するようなことを言うのはNGです。
・相手の身内のことを責めない
自分を育ててくれた親や、お世話になった親戚を悪く言われたときのことを想像してみましょう。
・夫婦げんかの翌日も、ちゃんと顔を見て「おはよう」
どんなにむしゃくしゃしていても、顔を見てあいさつすると、ふっと気が緩んで思わず笑顔になってそのまま仲直り、なんてこともけっこうあるようです。
■ヒートアップしたら、けんかの原因をたどってみる
夫婦げんかが始まり、言い合っているうちにヒートアップしてどんどん脱線し、「出ていけ!」「離婚だ!」なんてことにまで発展してしまうことも。
お互い激高してきたときに、どちらかが「あれ? ちょっと待って、私たちなんでけんかしてるんだっけ?」と冷静に突っ込んでみるといいかもしれません。
お茶でも煎れて、ちゃんと椅子に座って「さて、なんでだっけ」と原因をたどってみる。すると、高ぶっていた気持ちがどんどんクールダウンし、気づけば夫婦げんかも終わって談笑していた、なんて話もよくあるようです。
夫婦げんかの最中にそんなの無理!と思うかもしれませんが、激高しているときこそ、ふと「あ、今ちょっと「なんでけんかしてるの?」って突っ込んでみようかな」と我に返ってみてください。悪い空気が断ち切られるはず!
■メールで謝ってから、顔を見て謝る
夫婦げんかした後、お互いが「自分は悪くない!」と思っている夫婦が多いようです(笑)。でも、ちゃんと自分が悪いとわかっていても、なかなか謝れない、謝りたくない……そんなときは、まずメールやLINEなどで「ごめんなさい」の気持ちを伝えてみては。
「今は直接言えないけれど、本当はこれだけ反省しています」という気持ちを相手に伝えることで、相手もじっくり読むことができ、許す気持ちになってくれるはず。そうやって少し時間をおいてからの方が、冷静にきちんと顔を見て謝れると思うんです。
そのときに、ただ「ごめん」ではなく、「自分のここが悪かった」と、具体的に謝ることも忘れないようにしたいですね。
■夫婦げんかの後こそ絆が深まる!?
夫婦げんかは、決して別れるためにする「けんか」ではありません。むしろ、相手をもっとわかりたい、自分をもっとわかってもらいたいからするもの。
性別も価値観も育ってきた環境も違う2人が毎日一緒にいれば、すれ違いや食い違いが出てくるのは当たり前なんです。そしてそれは、意見をぶつけなければ埋まっていきません。どんなに言い争っても、翌日あるいは少し時間をかけてでも仲直りできれば、それでよしとしましょう。
夫婦げんかはお互いの言い分や本音を聞けるいい機会。すればするほど絆が深まっていく「けんか」。結婚したら、ぜひ「夫婦げんか上手」な夫婦になってください!