結婚準備に欠かせないアイテムのひとつ、マリッジリング。
長くつけるものだから、どれにしようか、迷うポイントは多いはず。
いつもつけていられるよう、シンプルなデザインを選ぶか。二人らしさにこだわって選ぶか。マリッジリングの購入を決断する前に知っておきたいポイントを紹介します。
■プラチナ製・石なしのマリッジリングが人気の理由
TPOを問わず、いちばん使いやすいデザインは、プラチナ製で石なしのタイプ。その理由は、強度と使い勝手、およびファッション、TPOを選ばないこと。
プラチナはその他の金属と比較して傷付きにくく、変質や変形の心配が少ないのです。さらに強度を高めるなら、プラチナにパラジウムを混ぜた素材のマリッジリングを選ぶとよいでしょう。
■石付きのマリッジリングを選ぶなら
ダイヤモンドをはじめとした石つきのタイプは、その加工部分の構造が複雑になり、石なしのタイプより汚れやすく、変質、変性しやすくなります。
また石や爪などが衣服や肌にどう触れたときも、ひっかかったり傷つけたりしないかも、しっかり確認しておきたいところ。
石付きマリッジリングの中でも根強い人気のフルエタニティのリングには、構造上サイズの変更が不可であったり、手を強く握ったときに違和感が出やすかったり、変形しやすく石が外れやすいというものも。
試着する際に、フィット感や使い勝手も併せて確認しておくとよいでしょう。
■デザイン性の高いマリッジリングのトレンドは
マリッジリングにも、個性やこだわりを反映したいという二人には、素材から多彩な選択肢が用意されています。プラチナ、各種カラーゴールドのほか、最近では、パラジウム、チタンなどのマリッジリングも人気なのだとか。
憧れブランドの定番デザインのマリッジリングも、今の時点では誰ともかぶらない新作のマリッジリングも素敵。見た目の直観で選ぶのも、それぞれのコンセプトやストーリーを踏まえて選ぶのもいいでしょう。
ただしデザイン性が高くなるほど、将来飽きたり、古びて見えたり、その時のファッションに合わなくなったりする可能性が高くなること、また構造が複雑なほど、破損や変形、変質のリスクも高まることを理解して、慎重に選ぶのが重要です。
■デザイン性の高いマリッジリングは葬儀などの場では自粛を
なお葬儀などでは華美なアクセサリーを身につけるのはNG。マリッジリングはOKとされていますが、やはりデザイン性の高いものは自粛するべき。石付きやゴールド(イエローゴールド、ピンクゴールドなど)は、目立たないデザインだとしても、外しておくほうが無難でしょう。プラチナやホワイトゴールド製で一粒石からハーフエタニティまでのデザインなら、式の間は裏返しておけば問題ありません。また華美なデザインのマリッジリングが太ったなどの理由ではずせない場合は、包帯や絆創膏で隠すとよいでしょう。
マリッジリングは、毎日の生活の中で、かつ遠い将来までつけ続けるもの。自分のライフスタイルを見つめ直して、快適かつ心躍る最良のマリッジリングを選び取りましょう。