結婚式の余興の内容は、頼まれた友人が決めることがほとんどです。任せる友人を決めて、安心しきっていませんか? 余興の内容は新郎新婦が関与しないからこそ、気配りをする必要があります。
細部までこだわった結婚式。イメージと違う余興は、結婚式全体の印象を変えてしまいます。時間をかけて準備してくれる友人にも迷惑をかけたくないですよね。
余興を任せる友人にあらかじめ伝えておきたい、4つのポイントを紹介します。
■余興をお願いするときに気をつけたいポイント4つ
(1)会場設備
余興の内容によっては、結婚式場の設備で可能かどうかを確認してもらう必要があります。たとえば大人数のダンスは広いスペースが必要ですよね。映像はスクリーンや音響設備がないと流せません。
音楽や映像などを準備する際には、会場の機材で使えるデータやメディアの形式で持ち込む必要があります。結婚式当日になって「音が出ない」などの不具合が起きないように、前日までに一度リハーサルをしてもらうのが理想的。
友人が結婚式場に直接相談できるように、連絡先を伝えておくのが賢明です。
(2)余興の時間
余興といってもそのボリュームは結婚式によって異なります。長すぎる余興でプログラムが押してしまうような事態は避けたいですね。
だいたいどれくらいの長さで余興を考えてほしいのか、いちばん最初に伝えてあげましょう。時間の目安を聞くことで、友人側も余興のアイディアを考えやすくなります。
(3)ゲスト層
結婚式の参加者がどのような構成なのかは大切なポイントです。年配の方や仕事関係の人が多い場合、カジュアルすぎる余興は逆に全体をしらけさせてしまう可能性があります。
結婚式が盛り上がれば、余興をやってくれた友人も「やってよかった」と思ってくれるはず。どんなゲストに見てもらう予定なのかは、友人に知っておいてもらいましょう。
(4)ネタかぶり
新郎新婦の共通の友人が多いと、新郎側と新婦側の余興の内容がかぶってしまう危険があります。念のため、事前に打ち合わせしておいた方が無難です。
友人の立場からすると、結婚式当日まで余興の内容は明かしたくない、という気持ちもあるかもしれません。歌なのか、ダンスなのか、ゲームなのか……おおまかな情報だけで良いので教えてもらいたいところ。または、両方の友人同士で連絡を取り合って調整してもらいましょう。
余興も結婚式の大事な要素です。友人にすべて丸投げしてしまわずに、必要最低限の話し合いは持つようにしたいですね