■ご祝儀を結婚費用に?
結婚式は人生の一大イベント。もちろん費用についてもいろいろな決定をしていくうえで大事なポイントになってきます。
新婚生活のスタートも、引越をしたり家財道具をそろえたり、出費が膨らみがちですよね。
「新婚旅行の費用はご祝儀から……」と考えていませんか?
■ご祝儀の常識はひとそれぞれ
受け取ったご祝儀は、結婚費用にしたり夫婦の貯蓄にまわしたり、というのが一般的ではないでしょうか。
しかし、ご祝儀が新郎新婦の手元に1円もこなかったという例が実際にあります。ご祝儀をもらえる前提で挙式や旅行を計画している人にとっては、大誤算ですよね。
ご祝儀だけにかかわらず、結婚などの冠婚葬祭に関する常識は家や地域によってかなり差があります。
■家に贈られたご祝儀
新郎側の親が「ご祝儀は、お嫁さんをもらう家に贈られるもの」と考えているとすると、ご祝儀はふたりの手元にはやってきません。
これは決して悪意があるわけではなく、その家や地域ではそれがあたりまえに続いてきた風習なのです。
■お金の問題はややこしい?
具体的なお金のはなしとなると気が引けてしまう人も多いのではないでしょうか。
「お金にせこいと思われないか」とか「相手の気分を害しないか」と気をもんでしまいます。
しかし、お金の話題はトラブルになりやすく、尾を引きやすいのも事実。あとになってわだかまりを残さないためにも、事前に話し合っておくことが大切です。
■パートナーに協力してもらって
直接お姑さんにご祝儀の話題を持ちかけるのはハードルが高いですよね。パートナーから、さりげなく口に出してもらうのがスムーズです。
「ご祝儀で新居にソファを買おうと思うんだけど……」というような使い道の相談をするような聞き方が、話題のきっかけづくりに良いかもしれませんね。
「ご祝儀は家に入れてもらう」と言われたとしても、忘れてはいけないのはそれが常識の差ということです。義両親に悪意はないので、感情的にならず、きちんとふたりの考えを伝えましょう。
みんなからの祝福の気持ちがご祝儀です。そんな素敵な贈りものがトラブルの原因にならないように、あらかじめ家族で話し合っておきたいですね。