花嫁の幸せなおまじない「サムシングフォー」って知ってる?

■ヨーロッパのおまじない「サムシングフォー」

欧米の結婚式における慣習「サムシングフォー」を知っていますか? 結婚式で花嫁が4つのものを身につけると幸せになれるというおまじないなのですが、
その4つのものとは……。
 
【なにか古いもの】(Something Old)
ご先祖様や伝統などをあらわし、母や祖母の婚礼衣装やベール、リボンなどを譲り受けることもあるそうです。

【なにか新しいもの】(Something New)
これから始まる新生活をあらわし、一般的には白いものを用意します。白い靴や手袋などがあります。

【なにか借りたもの】(Something Borrowed)
友人や隣人との縁をあらわし、持ち物を借りることで幸せにあやかります。ハンカチやアクセサリーなどを借りることが多いそうです。

【なにか青いもの】(Something Blue)
聖母マリア様のシンボルカラーである青は純潔をあらわし、目立たないところに身につけると良いとされています。

 

■サムシングフォーの由来とは?

サムシングフォーの慣習の由来は、「マザーグース」からきています。マザーグースはイギリス・アメリカを中心に親しまれている伝承童謡集で、日本でもおなじみの童謡「キラキラ星」や「ロンドン橋落ちた」などもマザーグースから生まれた曲です。
 
マザーグースの一節に
Something old;
Something new;
Something borrowed;
Something blue;
And a silver sixpence in her shoe.
というのがあり、ここからサムシングフォーが生まれました。
 
世界のお金
 

■サムシングフォーにプラス1「幸せのコイン」

マザーグースの詩を読んで、「ん?最後の5行目は?」と思った方もいるでしょう。

And a silver sixpence in her shoe.
(そして花嫁の靴に6ペンスコインを)

もちろん、花嫁の靴に6ペンスコインを入れるおまじないも、古くから結婚式で行われていたようです。

最近では新郎の胸ポケットに入れることもあるそうで、サムシングフォーに加えて、6ペンスコインのおまじないも取り入れておきたいところ……。

ですが、残念なことに現在6ペンスコインは発行していないそうです。どうしてもサムシングフォーにプラスしたい方は、古銭を見つけるか、銀色のコインで代用してみてはいかがでしょう?

 

サムシングフォーを何にしようかな?と考えるだけでも、ちょっと幸せな気分になりますよね。幸せな結婚生活のためのおまじない「サムシングフォー」、ぜひ楽しく準備してみてください。

 

 

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