最近、女性が長く働くようになり、結婚してからも仕事を続ける方が増えています。
そんな中で、専業主婦のイメージからか女性に家事の負担がかかってしまいがちな家庭も少なくないと思います。
夫と同じ時間働いているのに家事もほとんどこなすことに、ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は日本と違った考えを持つフィンランドの家事事情とともに工夫の仕方をご紹介していきます。
■ 目指せフィンランドの主婦!考え方からストレスにしない
日本でも少しずつ変わってきていますが、やはり今でも女性が家事をするイメージは強いと思います。
フィンランドでは男女平等の考えが強く、夫婦の8割は共働きだそうです。
なので、考え方も男女ともに「働きながら家事を完璧にこなすなんて無理」という考えが統一して持たれているようです。
この言葉を聞いただけで、家事をストレスに思っている人は、ハッとするのではないでしょうか?
そうなのです、「完璧にこなそう」とか「こなさなくては」と思うからストレスになってしまうのですね。
共働きで同じように働いているのならば、まず考え方からフィンランドの主婦を参考にしてみましょう。完璧にしなくても良いのです!
■ 楽できるところは楽をしてその分楽しい時間を!
どこかで耳にしたことのある、「私は仕事から帰って休む間も無く晩ご飯の準備をしているのに、夫は帰宅してからゲームをしている」などのストレス。
日本の家庭のイメージである“夕飯を何品か作って、食卓にはお皿が何枚も並んでいる風景”を作るために、奥さんは帰宅して早々一生懸命に料理をします。
そのタイミングで呑気にゲームをしている夫に、苛立ってしまうのです。そんな家事ストレスも、フィンランドの主婦を真似してどんどん減らしましょう!
まず、仕事から帰って作るときのメニューは簡単なものにしてしまい、「◯◯するだけ」のものに変えてしまいましょう。
調理時間が短くなれば、帰って一息ついてから夕飯の準備を始められ、気分的にも一度落ち着くことができます。凝った料理は、休みの日に楽しみながら作れば良いのです。
次に、洗い物です。フィンランドの主婦は大きな食洗機に全部お任せする人が多いようです。お鍋などの料理器具以外はまとめて食洗機へお願いしましょう。
食洗機を用意するのが難しい方は、料理を作る際に1つでもお皿や使うフライパンが減るようにムダを省きます。
洗い物をパパッと済ませられることでストレスも減り、その分有意義な時間を過ごすことができます。
さらにその有意義な時間で、一緒にテレビをみながら2人で洗濯物をたたんだりできれば、“手伝わされてる”と感じることなく自然に手伝ってもらえるかもしれません。そして、最後には「ありがとう」の言葉を忘れずにかければバッチリです。
どれも日常の家事の中でのちょっとしたことですが、ストレスの元となる「~しなきゃ」から「楽しよう」にシフトするだけで、毎日の家事にも時間と気持ちのゆとりが持てるかもしれませんよ。