人生の大切な節目となる結納や挙式、入籍の日。縁起をかつぐ方法として代表的なのが、仏滅を避け大安を選ぶという考え方。カレンダーにも明記されているくらい、古くからよく知られ参考にされているこの暦は、中国が発祥と言われる「六輝(六曜)」に基づくもの。
でも実はこれ以外にも、慶事の節目に向く縁起の良い日と、向かない縁起の悪い日とがあることを知っていますか?
■縁起が良いとされている日は?
日本の暦の上で最上級に縁起の良い吉日のひとつとされているのが天赦日(てんしゃにち、またはてんしゃび)。百神が天に昇り、天が万物の罪を赦すとされ、結婚式や結納、入籍はもちろん、引っ越しや開業、財布の新調などにもぴったりで縁起がよいと言われています。新しいこと、今まで躊躇していたことを始めると良い、1年に5、6回しかない貴重な吉日です。
そのほか、一粒のもみが万倍にも実ることを表した「一粒万倍日」や、母が子を育てるように天が人間をいつくしむと言われる「母倉日」(ぼそうにち)などもたいへん縁起が良いと言われています。
■縁起が悪いとされている日は?
一方で、何事も成就しないとされているのが「不成就日」。この日に事を起こすことが凶となるため、結婚式や結納、入籍のほか、子どもの命名、引っ越し、契約などにも不向きとされています。
また金運に縁があるとされる「寅の日」は、吉日にもかかわらず、婚礼関連の節目には向かないため注意が必要。
瞬時に“千里を行って千里を帰る”ことができるとされる虎。
寅の日を旅立ちの節目に選べば無事帰ることができるとされる一方、婚礼の節目に選べば離婚、出戻りにつながるといわれているのです!
大安、仏滅以外にも縁起の良い日悪い日を知っておけば、とことん縁起を担ぐにも、大安にこだわりすぎる親を説得するにも役立つはず。結納、挙式、入籍の日は、そのとき節目となるばかりでなく、ふたりの記念日としてずっと残っていくものだから、日取りの吉凶とその由来を参考に、ふたりで最適の日を選びたいですね。
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