ひとつ屋根の下、毎日一緒に暮らしていれば夫婦の違いも見えて不満は出てくるものです。
「こんな一面があったのか」と心の中だけで抑えていては、年々雪だるま式に不満が大きくなってしまうことも。夫婦間で気がかりなことや小さな不満は、その場で伝えるほうが大問題になりにくいものです。
「けんかするほど仲が良い」とも言われるように、思ったことはなるべく遠慮せずにその場で伝えてしまいましょう。とはいえ、いくら夫婦だからといって、いきなり不満をぶちまけるのでは相手も良い気はしません。感謝の気持ちや、日頃の忙しさを理解している点や、夫婦の関係を良くしたいから伝えているという気持ちも添えるとよいでしょう。
■不満が見えた時には、一度相手の良い面を思い出そう
スルーできないことを見つけたら、とにもかくにも伝える前に、一度冷静になってみるのも手です。カッとなって勢いで思ってもいないことを口走ってしまうこともあるからです。短所は長所にもなる、とよく耳にするように、不満に思った点がじつは相手の良い面からきている行動かもしれません。
夫婦それぞれ得意なことと不得意なことはあるものですから、たとえば家事を分担する時には、お互いの性格や得意な家事などを話し合ってみるとストレスが減るでしょう。
■ほんの少しの不満は笑いに変えて伝えてみよう
チクリチクリと不満を言い続けられては、相手もたまったものではありませんから、そんな時には小さな不満は笑いに変えて伝えてみては? 大げさにリアクションしてみたり、突っ込みを入れてみたり、お互いの違いも楽しめる夫婦は小さなことがストレスになりにくくなるでしょう。
■本当に譲れないことは、きちんと夫婦の時間を確保して伝える
夫婦にとって重要なことは「○○について話し合いたい」とまっすぐに伝えることも大切です。ごまかしたくないことや、夫婦の将来に向けて大事な話はこちらの真剣さをきっちりと理解してもらえるように時間を作りましょう。お互いが大切だからこそ、気がかりでいることをなるべく早いうちに解決するのが、夫婦円満の秘訣ではないでしょうか。