結婚後の家事分担について、話し合っていますか? 株式会社パートナーエージェントが発表した「夫婦の家事分担」に関するアンケートで、興味深い調査結果がでました。
家事といってもいろいろありますが、男性と女性はどれを「大変!」と感じているのでしょうか。
■多くの家庭が「妻に頼りっぱなし」
以下8つについて、その大変さを男性・女性に分けて調べてみたところ、(3)食器洗い・片付け、(7)ゴミ出し、(8)洗濯の3つには、0.4ポイント以上の差がありました。
<大変さの評価>
男性 | 女性 | 差 | (1)食料品などの買い物 | 3.0 | 3.1 | 0.1 | (2)食事の準備(炊事) | 4.0 | 3.8 | 0.2 | (3)食器洗い・後片付け | 3.7 | 3.3 | 0.4 | (4)部屋の掃除 | 3.7 | 3.6 | 0.1 | (5)トイレの掃除 | 3.6 | 3.3 | 0.3 | (6)風呂場の掃除 | 3.4 | 3.4 | 0.0 | (7)ゴミ出し | 2.7 | 2.3 | 0.4 | (8)洗濯 | 3.5 | 3.0 | 0.5 |
「ゴミ出し」は、夫が出勤ついでにやっているイメージがあったのですが、実際は夫の方が「大変だ」とは感じ、妻がすることが多かったのです。それ以外についても、男性が担当する家事の少ないこと!
多くの夫婦が分担ではなく、“家事担当=妻”になっているようですね。
■夫婦の幸福度は、夫の理解と頑張りに比例する
「夫婦の家事分担」に、「夫婦の幸福度」アンケートの結果を加味してみましょう。まったく関係なさそうな2つのアンケートですが、幸福度の高いグループは「大変だ」と考える傾向が高く、幸福度が低いグループは大変さを感じる度合いが低い、という結果が出ました。
「家事の大変さを理解する」⇒「相手のことを思いやって家事を分担・担当する」⇒「相手が幸福を感じる」という図式が成り立つのでしょうか!?
どうやら、きちんと分担もせずに妻に頼りっぱなしでは、幸福度は上がらないようですよ。
他人同士が1つ屋根の下で暮らす結婚。一緒に暮らし始めると、お互いのいいところだけでなく、悪いところもよく見えてしまいます。特に共働きであったり、子どもが小さい頃は、家事の分担でもめることもよくあります。
「幸せ」を感じられるよう、結婚後の家事分担を今から考えておきましょうね。