プロポーズとは、結婚を申し込むこと。日本では、当たり前のように「求婚」を意味する言葉として使われていますが、実は英語の「propose」からできた外来語なのです。
「提案する」「提出する」という意味から、「申し込む」「求婚」も意味するようになりました。
■プロポーズした? しなかった?
すでに結婚しているカップルを調べた興味深いデータがあります。
リクルートブライダル総研によると、
「プロポーズを実施した」のは全体の83.0%
「プロポーズはなかった」と答えた人は全国平均で16.4%。
地域別では、「なかった」は1位「福島」(21.2%) 、2位「宮城・山形」(20.9%)、3位「北海道」(19.3%)と北日本に集中しているようですね。
では、プロポーズをしたのは彼・彼女、どちらからでしょう。男性から80.9%、女性から2.1%と、圧倒的に男性からが多い結果となりました。
最近は「草食系男子」「肉食系女子」という言葉もあるように、女性の方が男性よりも恋愛に積極的なイメージでしたが、「プロポーズ」に関しては違うようです。
ちなみに、亭主関白といわれる「九州」では、男性からプロポーズをした割合が79.0%と全国平均よりも低く、「なかった」が18.5%と全国平均よりも高い結果となりました。
九州男児にとっては、『女は黙って(いても)ついてこい』と言うことでしょうか⁉
■プロポーズがあった人の方が、なかった人よりも夫婦満足度が高い
さらに調べた結果、おもしろいデータが見つかりました。
夫側が「プロポーズをした」つもりでも、妻側は「プロポーズがなかった」と答えているのです。婚約指輪を贈るのがプロポーズの1つの形ともいえますが、婚約指輪があるのとないのでは、「プロポーズがあった」かどうかの認識に差がでました。
婚約指輪を贈った場合、81.2%の人が「あった」と回答しているのに対し、贈っていない人は58.5%しか「あった」と思っていない結果がでました。
言葉だけのプロポーズも素敵ですが、「今のってどういうこと!?」なんて思われてしまうことも。その点、婚約指輪など分かりやすい贈り物があれば、お互いの認識違いは埋められそうです。
プロポーズの有無は夫婦満足度にも影響しています。
双方を比較してみると、
「プロポーズがあった」人の満足度74.6%
「プロポーズがなかった」人の満足度58.1%
となっており、円満な夫婦生活を送るためにも恥ずかしがらずにプロポーズしてみてはいかがでしょうか。