結婚が決まると、とにかくやることがたくさん! 両家の顔合わせや結納、式場の下見などに追われ、本来一番重要な手続きである“入籍”をいつどう行うか、つい後回しにしていませんか?
「24時間どこでも受け付けてくれるから」と楽観していると、あとあと後悔することも! 一度そのタイミングについて、しっかり考えてみませんか?
■挙式より前に入籍する理由
入籍は、結婚する二人だけが婚姻届けに必要事項を記入して、役所に持ち込めばOK、というわけではありません。二人の戸籍謄本を取り寄せて、婚姻の保証人(2人)をたてて署名をもらってから、やっと届け出られる状態に。
入籍すると、それぞれ勤務先に届け出て、さらに名字が変わる側は、各種身分証の変更手続きも併せてすみやかに行わなくてはいけません。挙式より先に入籍を済ませる一番のメリットは、これらを先に終えてから、落ち着いて挙式の準備に取り掛かれること。
海外挙式の主流である「ブレッシングウエディング」を希望する場合は、先に入籍を済ませ戸籍上の夫婦になっている必要があります。渡航前にパスポートの名義変更も行っておくとスムースでしょう。
■挙式当日に入籍する理由
結婚式当日に入籍する理由は、なんといっても「記念日を1つにできる」ということ。なにかと忙しい結婚式当日に、婚姻届けの提出にも行かなくてはならないので、これはなかなかにハード。
結婚式を午後からにして、午前中に入籍の届け出に行くなど、事前のスケジュール調整と綿密な準備が重要です。
■挙式後に入籍する理由
挙式後に入籍する理由としてまず多いのが「両家両親の意向」。結婚式と入籍日の順番を気にする親は意外と多いようです。また、結婚式当日に入籍しようと思っていたが、想像以上に式当日が忙しく、タイミングを逃してしまったという人も。
注意が必要なのが、現地の台帳にも二人の婚姻が公式に記載されるスタイルの海外挙式「リーガルウエディング」。これを希望する場合は、必ず独身で渡航することが必要なのです。
現地での式をもって法的に二人の婚姻が成立するので、後日行う日本での手続きのタイミングにかかわらず、この日が二人の入籍日となります(日本の戸籍には「××国方式において×月×日に婚姻」と記載)。
彼とも親とも話し合い、挙式スタイルや挙式当日や前後の状況も考慮して、二人のメモリアルデーをいつにするか、事前に決めておきましょう!
群馬県には、ぐんまちゃんのイラスト入りの婚姻届もありますよ!