結婚式は、女性が一生で一番華やかで輝ける1日と言っても過言ではありません。そんな晴れの日に身につけるとさらに幸せになると言われている“借りたモノ”“青いモノ”“新しいモノ”“古いモノ”。
■なぜ結婚式のsomething fourで幸せに?
結婚式でsomething fourを身につけると幸せになる、と聞いたことがある方も多いと思いますが、ひとつひとつのいわれを知っている方は少ないのでは。これはヨーロッパに伝わる結婚式の4つのおまじないだそう。
*借りたモノ“something borrow”
幸せな結婚生活を送っている人から、なにか借りることでその幸せにあやかろうという意味。
*青いモノ“something blue”
ブルーは幸せの色とされているようです。青いものは、純潔や清らかさの象徴。
*新しいモノ“something new”
新生活へ、未来へ、踏み出す第一歩、という意味。
*古いモノ“something old”
豊かさを願って、祖先から伝わる経済的安定を、という意味。
■1ヶ月前に結婚式を挙げた友達から借りたモノ
結婚式に友人からこんなものを借りた、というエピソードをご紹介します。
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私より1ヶ月前に結婚式を挙げた友人の新婚家庭に遊びに行ったとき、旦那様と羨ましいほどラブラブだったんです。something fourのことは知っていたし、幸せな人からなにか借りられたらな~と思って。
直接身につけるものは、なんだか申し訳ない気がしたし、悩んでいると友人が「ハンカチはどお? 私の涙が染みこんでるけど(笑)」と快く貸してくれたんです。青いレースのハンカチだったので、something blueも兼ねて、そのうえ、うれし涙が染みこんだハンカチなら、さらにハッピーになれそう!と嬉しくなりました。
当日、もちろん私のうれし涙も思いっ切り染みこみました。友人も、「あ、結婚式で使ってくれてる」と幸せな気持ちになれたそうです。
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花嫁さんはもちろん、貸してくれた友人も「使ってくれたんだ」と嬉しくなる幸せエピソードですね。
■お色直しは祖母、母から譲り受けたモノで
おばあちゃん、お母さん、ご自身の3代で結婚式に身につけたという素敵なエピソード。
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祖母(母の母)も母も和装の結婚式。しかも母は祖母の着物を着たそうです。なので、私にも同じ着物で和装の結婚式を挙げてほしかったそうですが、私は絶対可愛いデザインの純白のドレスが着たかったし、お色直しも考えていませんでした。結局は祖母も母も折れてはくれましたが、「着ないのね……」と、なんだか残念そう……。
結婚式は、やっぱり全員に喜んでもらえるからこそ幸せ。悩んだ末、彼とも相談して、披露宴のお色直しで着物を着ようと決めました。母に頼んで、少し現代風に作り替えてもらいましたが。
披露宴では祖母も母も嬉しさのあまり涙、涙……。あそこで「着物は着ない!」と、かたくなに突っぱねなくて良かったと思いました。
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古いモノ=受け継がれるモノは、家族や親戚も「あ、あの時の」と懐かしく思い出して、幸せになれるアイテムのようです。
■モノが幸せを運んでくれる
結婚式でsomething fourをすべて揃えるのは、なかなか大変かもしれません。でも、上記エピソードでもあったように、ハンカチなどちょっとしたアイテムを借りる、あるいはマリッジリングの内側に小さなサファイアを入れるなどのアイデアで身につけることができるようです。
結婚式という幸せいっぱいの新しい門出の日、“something four”の4つのおまじないにあやかって、気分を上げて臨みたいですよね。
そして、次に結婚式を挙げる友人に、自分が結婚式で身につけたアイテムを貸してあげてはいかがでしょう。あなたにも幸せを運ぶことができるのでは!