■インドの結婚儀式は1週間も続く!
日本では結婚式・披露宴・2次会をすべてやっても1日で終わりますよね。
インドでは、結婚式に加え、披露宴前後のいろいろな行事(儀式)を含めると、なんと最低でも1週間、長いと1カ月もかかるそうです!
主役の新郎新婦がいなくても、歌えや踊れやの大盛り上がりだそう。新婦の兄弟が、新郎に挨拶に来る儀式、新郎が全身にターメリックを塗って体を清める儀式、親族の長老からマハラジャの冠を授かるなど、本当にさまざまな儀式があるのです。
■インドの結婚披露宴は、体力勝負!
自宅から披露宴会場まで、大名行列さながらのパレードの後、いよいよ大フィーバーが始まります(笑)。
インドと日本の結婚式と大きく違う点は、日本でいう「結婚披露宴」で親戚や友人一同が集合して、みんなで踊りまくるという点です。
インドのポップスだけでなく、英語圏のヒット曲もふんだんに盛り込まれたダンスミュージックを大音量で流します。深夜になろうが明け方まで続こうが、近所迷惑なんて知ったこっちゃない!状態だそう。確かに一生に一度の、おめでたい儀式、誰も文句は言わないのでしょうね。
しかし老若男女夜を徹して踊りまくるとは、本当に体力勝負ですね。インドの方のこのエネルギーはどこから来るのでしょうか……。
■インドの結婚式にかかる費用は?
日本の結婚式にかかる平均金額はおよそ444万円。
インドはこれだけの日数をかけて多くの儀式を行ううえ、派手で豪華な衣装、ドラマ撮影並みの撮影部隊、披露宴の前夜祭などに飛び交うお金を含め、なんと年収の4倍(!)もの費用がかかるそう。年収は人によって違うので、相場はなんとも言えませんが……。
一生に一度のこととはいえ、思わず「そんなお金があるなら、結婚式費用は削って、貯金にまわすか家を買おうよ……」なんて思ってしまうのでした。
■もし結婚式準備に少し疲れてしまったら……
インドの「ド派手結婚式」いかがでしたか。結婚式にはさまざまな準備が必要です。大きなことから細かいことまで、こだわり出すとあれやこれやきりがない……。
それは夢と想像が膨らむ、幸せで楽しい時間。でも、もし少し疲れてしまったら、こうやって世界の結婚式事情を覗いてみることが気晴らしになるかもしれません。
「大変そうだけど、幸せそうだしおもしろい!」とワクワクしたり、「日本は1日で終わるから良かった……」なんてホッとしてもらえれば幸いです。
今回はインドの結婚式を紹介しましたが、これからも世界の結婚式を紹介していきたいと思います。