結婚式のスタイルは、約10年ごとに変わるといわれています。1980年代後半以降、バブル期に流行った「派手婚」。
バブル崩壊後の1990年代後半から増えた「地味婚」「ナシ婚」。
2000年代は、一軒家などを貸し切り、身近な人たちとリラックスして過ごす「アットホーム婚」というスタイルが流行りました。
では、2010年以降は「アットハート婚(つながり婚)」という結婚式スタイルが流行っているのをご存じですか?
そして、今!
「アットハート婚」の流れを汲んだ「シェアド婚(共有婚)」に注目が集まっています。
「アットハート婚」と「シェアド婚」、心(ハート)を大切に、感謝の気持ちを伝える結婚式のスタイルという点では同じ。その違いは、結婚式のさまざまな準備やイベントをシェア(=共有)する点です。
■新しい結婚式スタイル、「シェアド婚(共有婚)」のいいところ
「アットホーム婚」以前は、どちらかといえば新郎新婦が優先。凝った演出や、派手な登場の仕方、逆に式自体をしない、などゲストよりも自分たちの好みや都合が優先されていました。
「周りの人たちに結婚を承認してもらい、これまでの感謝の思いを伝える」ことに重点が置かれるようになった2010年代の結婚式スタイルは、結婚式本来の意味にも当てはまるといえるでしょう。
「シェアド婚」では準備段階からゲストにお手伝いしてもらうことで、「皆が放射状につながる」一体感を味わうことができる、新しい結婚式スタイルです。
■主役とゲストが一体化! なにを手伝ってもらう?
「シェアド婚」とは、具体的に何を共有するのでしょうか!?
たとえば……、
◆披露宴を準備する段階から、友人達と楽しさをシェアする
・一緒にドレスを選ぶ
・演出を考える
・ムービーやサプライズ映像をつくる
◆結婚式当日にゲストとの絆を確認し、感動をシェアする
・新郎新婦とゲストが同じ長テーブルに座って食事する
・全員参加型ゲーム
・ブライズメイドやアッシャーをお願いする
・フォトプロップス(テーブルラウンドで一緒に写真を撮る時に使う変装グッズ)
・ウェディングツリー(木の枝が書かれた紙に、ゲストの拇印で「祝福の葉」が茂る)
ゲストにとっては、一緒に考えたドレスや演出を見ることができたり、新郎新婦と撮った写真や映像が増えたりするので、その分思い出深い結婚式になることでしょう。
「シェアド婚」は、ゲストとの絆が深まる素敵な結婚式スタイルです。ですが、そのぶんゲストにさまざまなお手伝いを頼まなくてはならないことも……。
友人たちが忙しく、なかなか頼みにくくても、経験豊富なウェディングプランナーがいる結婚式場なら頼りになりますよ! 結婚式場をじょうずに使って、ゲストも無理せず楽しめる結婚式を企画しましょう!